龍

藤次寺にて約80年前に描かれた一筆龍 藤次寺にて約80年前に描かれた一筆龍

その名の通り『人を繋ぐ』『発展・財運が途切れない』『良縁、成長が途切れない』とされ、江戸時代より御利益、御加護を授かれ開運招福・縁起物として重宝されてきました。
また、龍が手にする「如意宝珠」は人々の願いを叶え、無病で幸福になるといわれております。
日本は、日本列島そのものが龍の形であるといわれ、古来より神として神社や仏閣に祀られてまいりました。
お守り一筆龍の 【昇り龍】は、 大願成就祈願 として。 【見守り龍】は、 安全守護祈願 として全身全霊にて真心を込めて描いております。
本御守絵師 手島啓輔は藤次寺にご参拝の際、第105世住職(眞瑞大和尚)によって、約80年前に描かれた一筆龍との出会いに強い感銘を受け藤次寺とのご縁が生まれました。

日本の龍と御守

龍は日本列島の形ともいわれ、古より 龍が宿る神秘の国 とされてきました。
また縄文・弥生時から日本人の心でもある 稲に必要な雨を降らせる水神様 として祭られてきました。
神社は稲を祭っており、稲の殻である藁を無限に結ってしめ縄として大切に奉られています。またそれに合わせて 神社には必ずや龍 の姿があります。それは五穀豊穣を表し、稲にとってなくてはならない恵みの雨をもたらす水神様だからです。
もうひとつ稲にとって大切なのは 大気を浄化する「雷」 です。雷は「雨」に「田」と書くことから田んぼとの関係性の深さを表します。
また「雷」のより強いものを「稲妻」といい、これも「稲」の「妻」と書き、稲にはなくてはならないかけがえのないものと古から考えられています。
龍の降臨時に起こる「雷」「稲妻」は稲にとっての恵み の雨を降らし、浄化はもとより、天からの電気が空気中の酸化を一気に還元し、浄化する働きがあると言われています。
稲はそこから天のエネルギーをもらいます。実際に、夏に雷が多いと豊作といわれているのもそれが所以です。この大切な「雷」「稲妻」をもたらすのが時空を越えて訪れる「龍」なのです。
手島の一筆龍の絵に稲妻や水飛沫を描くことが多いのはその為 です。
また、日本を表す「和」は「イネへん」に「口」と書きイネを口にする民族を表します。また黄金の国ZIPANGと言われていたのも稲穂の色。黄色人種の肌の色も稲の色といわれています。稲は【日本人の魂】であり、DNAであり、命です。そのため日本人のルーツでもある稲を育てる 龍は縁起物 として深く心の中に存在し、 日本人の心の中には龍神様がいる のです。

御守とは

古来、人は神様の力が宿ったものを身近に置くことで、 災害や危険から身を守る ことができると信じてきました。これがいつしかお守りへと変わり、さまざまな 御守が神社仏閣で授与されるようになりました。

日本では、 御守は神様、仏様の分身とされています。


上記、文章内における慣習や所以(由縁含む)につきまして、諸説、他説が多数存在しております。
その中で、当事務局による監修内容をご案内させていただいております。
意味、見解の相違などございます際は、何卒、ご理解いただきますよう謹んでお願い申し上げます。